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2024.5.26トピックス
厚生労働省は、2024~26年度の65歳以上の介護保険料が全国平均で月6,225円になると発表しました。改定前の6,014円から211円上がり、介護保険制度が始まった2000年度（2,911円）の2.14倍となりました。21~23年度と比べても3.5%上がり、過去最高となります。
介護サービスの費用は、要介護の認定を受けた利用者が原則1割を負担することになっています。残りの半分を税金で、半分を40歳以上が払う介護保険料で賄っています。65歳以上の介護保険料は各自治体が3年ごとに見直されます。また、介護報酬は3年に1度改定されます。24年度の介護報酬は1.59%のプラス改定で介護職員の賃上げ分がそのうちの6割を占めています。介護を必要とする高齢者の増加や介護報酬の引上げなどにより保険料の上昇が続いており、自治体全体の45.3％が保険料を引き上げ、17.5％は引き下げています。
介護が必要な高齢者は2024年度は705万人です。高齢者数がほぼピークとなる2040年度に843万人に上ると見込まれています。今後もサービスの増大は避ける事は考えられず、保険料の上昇傾向は続いていくと考えられます。